感想 「ざんねんないきもの」と「一発屋」との深い世界

パンダと山田ルイ53世に共通点!

NHK Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」で、「ざんねんないきもの事典」の監修で知られる動物学者・今泉忠明氏と、お笑い芸人山田ルイ53世(髭男爵)との対談です。

山田さんは最近「一発屋芸人列伝」を発表し、反響を呼んだそうで、作家としても活動の幅を広げられているそうです。

驚いたのは、今泉さんが動物学者、フィールドワークを続けるためにバイトをしていたということ。山田さんも「新人のお笑い芸人」と表現したほど、やりたいことがありながらも生活のためにアルバイトをするという芸人の「下積み時代」とリンクするところがありました。

また印象的だったのは、山田さんが自身の引きこもり時代についての話。

自身はこの時代を「価値のないもの」としているにも関わらず、取材を受けると「でもその時代があったから、今があるんでしょ。」と、言われるとのこと。自分が判断していることについて、落としどころに誘導されることにおかしいとおっしゃっていました。これには、今泉さんも「多様性」を認めるべきと同意されていました。

ともすると「常識」「正論」などの無意識のうちに持ってしまう「色眼鏡」。

取材は読者の反応を意識して、つまりは雑誌なりが売れるためにやられており「読者受け」が前提です。そのため、編集者の考える「読者受け」バイアスのかかった記事には注意しなければと思いました。

しかし反面で、私もその場にいたら同じことを言っただろうと思うと、目の前の「人」を見ること、育児や人との関係性の中で、ともすれば陥りがちなバイアスなど自身も気を付けなければと思いました。

その他にも、「一発芸人」に対する社会の評価に違和感を覚えて書いたという「一発屋芸人列伝」の話や、動物の進化や生きる知恵についてなどの話もありました。今泉さんがおっしゃっていた自身の研究について「人間社会」と関連付ける、生かすところに価値があるという話。科学の倫理性にもつながると思いました。

総じて、とても示唆に富む、深みのある話が聞けた回でした。

c92709b319eea8759b2bdde998f55028_ll.jpg
(NHK番組ホームページより)

<参考>




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント